「iPhone17って60Hzなの?」「60Hzの機種とどれくらい違うの?」と気になっている方へ、先に結論をお伝えします。
iPhone17は60Hzではなく、最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートを持つProMotionディスプレイを搭載しています。これまでPro/Pro Maxだけの機能でしたが、iPhone17で標準モデルにも採用されました。使っていないときは、常時表示ディスプレイとして画面の更新を1Hzまで下げます。
一方で、iPhone 17eやiPhone 16/16 Plusなどは60Hzのままです。
この記事では、60Hzと120Hzの違い、60Hzの機種との比較、バッテリーが気になるときに60Hzに制限する方法を、Apple公式の仕様をもとに解説します(記事執筆時点の情報です)。
iPhone17は60Hz?結論は最大120HzのProMotion搭載
これまでのiPhoneのリフレッシュレート
iPhoneは長いあいだ、60Hzの画面が標準でした。2021年のiPhone 13 Pro/13 Pro Maxで最大120HzのProMotionディスプレイが登場しましたが、その後もProMotionはPro系のモデルに限られ、iPhone 16/16 Plusなどの標準モデルは60Hzのままでした。
Androidでは価格帯を問わず高リフレッシュレートの画面が広がっていたため、「iPhoneの標準モデルは滑らかさで見劣りする」と感じる人もいました。
iPhone17のProMotionディスプレイの仕様
iPhone17は、6.3インチのSuper Retina XDRディスプレイに、最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートを持つProMotionを採用しています。Appleは、なめらかな表示と電力効率の良さを両立する仕組みだと説明しています。
さらに、常時表示ディスプレイにも対応しました。iPhoneを使っていないときは画面の更新を1Hzまで下げ、時刻やウィジェット、ライブアクティビティを表示し続けます。
同じ時期に登場したiPhone AirもProMotionと常時表示に対応しています。iPhone17シリーズでは、iPhone 17eを除くモデルが最大120Hz表示です。
60Hzと120Hzの違い
リフレッシュレートは、画面が1秒間に書き換わる回数のことです。60Hzなら1秒間に最大60回、120Hzなら最大120回書き換わります。
違いが出やすいのは、画面が動いている場面です。
60Hzの画面で感じやすいこと
- 速くスクロールしたときに文字がにじんで見える
- 動きの速いゲームで残像が気になる
- アニメーションがややカクッと見える
120Hzの画面で感じやすいこと
- スクロールがなめらかで、文字を目で追いやすい
- 動きの速い場面でも残像が少ない
- 操作に対する画面の反応が速く感じる
120Hzに慣れてから60Hzの画面を触ると、差に気づきやすくなります。反対に、静止画を見たり文字を読んだりするだけの場面では、差はほとんどありません。
60Hzのままの機種は?iPhone17シリーズと最近の機種を比較
60Hzの機種と120Hzの機種を見分けたい方に向けて、Appleの仕様をもとに2024年以降に発売された主な機種をまとめました。
| 機種 | リフレッシュレート | 常時表示 |
|---|---|---|
| iPhone 17 Pro/17 Pro Max | 最大120Hz(ProMotion) | あり |
| iPhone Air | 最大120Hz(ProMotion) | あり |
| iPhone 17 | 最大120Hz(ProMotion) | あり |
| iPhone 17e | 60Hz | なし |
| iPhone 16 Pro/16 Pro Max | 最大120Hz(ProMotion) | あり |
| iPhone 16/16 Plus | 60Hz | なし |
| iPhone 16e | 60Hz | なし |
それより前の機種でも、120Hzに対応しているのはiPhone 13 Pro以降のPro/Pro Maxだけです。標準モデルやPlus、SEはすべて60Hzです。
iPhone 17eとiPhone 17の画面の違い
価格を抑えたiPhone 17eは、画面が6.1インチで60Hz、常時表示ディスプレイにも対応していません。iPhone 17は6.3インチで最大120Hz、常時表示にも対応しています。屋外での明るさも、iPhone 17はピーク輝度3,000ニト(屋外)まで上がります。
SNSやWebをよくスクロールする人、ゲームをする人は、iPhone 17のほうが違いを実感しやすいでしょう。電話やメッセージが中心で、これまで60HzのiPhoneに不満がなかった人なら、iPhone 17eでも困る場面は少ないはずです。
60Hzから120Hzで変わる5つの体験ポイント
①Webページやアプリのスクロールがなめらかになる
120Hzの違いをいちばん感じやすいのがスクロールです。SafariでのWebページ閲覧、XやInstagramのタイムライン、設定アプリの操作など、指で画面を動かす場面全般でなめらかさが変わります。
60Hzでは、速くスクロールしたときに文字がぶれて見えることがあります。120Hzなら文字の形を目で追いやすく、長い記事や商品ページを読み進めるときに差を実感しやすいでしょう。
②ゲームの動きがなめらかになる
動きの速いアクションゲームやシューティングゲーム、音楽ゲームでは、120Hzの効果を感じやすくなります。
- 高速で動くキャラクターや弾が見やすい
- カメラを素早く動かしたときの残像が少ない
- 操作に対する画面の反応が速く感じる
ただし、120Hzで表示されるのは、ゲーム側が高いフレームレートに対応している場合です。対応していないゲームは、iPhone17でもゲーム側の上限のフレームレートで表示されます。
ゲーム中の動作をより安定させたいときは、iPhone17のゲームモードの使い方も確認しておくと安心です。
③動画視聴ではプレーヤーの操作がなめらかになる
YouTubeやNetflixなどの動画は、多くが24fps・30fps・60fpsで作られています。そのため、映像そのものが120Hzで表示されるわけではありません。
ただし、再生バーの操作や早送り・巻き戻し、アプリ内のスクロールは120Hzでなめらかに動きます。動画を探したり見返したりする操作が快適になります。
④タッチ操作の反応が速く感じる
画面の書き換えが速くなるため、指の動きに表示が追いつくまでの時間が短く感じられます。
- 文字入力時のキーボードの反応
- アプリ切り替えのスワイプ
- 写真のピンチズーム
- 地図アプリのドラッグ
特に、画面に触れたまま指を動かす操作で違いを感じやすいでしょう。
⑤常時表示ディスプレイで時刻や通知を確認できる
iPhone17は常時表示ディスプレイに対応しています。iPhoneを使っていないときは画面の更新を1Hzまで下げ、時刻やウィジェット、ライブアクティビティを表示し続けます。
画面をタップしなくても情報を確認できるので、机に置いているときや充電中に便利です。なお、iPhone 17eやiPhone 16/16 Plusは常時表示に対応していません。
iPhone17の120Hz化|知っておくべきメリット・デメリット
【メリット】ふだんの操作がなめらかになる
いちばんのメリットは、特別な設定をしなくても、ふだんの操作がなめらかになることです。
- スクロールやアプリの切り替えがなめらか
- 対応ゲームで動きが見やすい
- 常時表示で時刻や通知をすぐ確認できる
これまで標準モデルのiPhoneでは得られなかった表示を、Proモデルを選ばなくても体験できるようになりました。
【デメリット】使い方によってはバッテリー消費が気になる
画面の書き換え回数が増えれば、そのぶん電力を使います。ゲームのように画面が動き続ける使い方では、60Hzの機種よりバッテリーを使う場面もあるでしょう。
ただし、Appleによると、iPhone17はProMotionを搭載しながら、ビデオ再生時間は最大30時間で、前世代より8時間長くなっています。日常的な使い方であれば、120Hzだけが大きな不安材料になることは少ないでしょう。
電池持ちを優先したいときは、後ほど紹介する「フレームレートを制限」で最大60フレームに抑えられます。
ProMotionの省電力の仕組み
ProMotionは、常に120Hzで動いているわけではありません。表示内容に合わせてリフレッシュレートを自動で変える「アダプティブリフレッシュレート」なので、動きの少ない画面では書き換え回数を下げて電力を節約します。
さらに、使っていないときの常時表示では1Hzまで下がります。必要なときだけ高いリフレッシュレートを使う仕組みのため、「120Hzだから常に電力が2倍」ということにはなりません。
iPhone17を60Hzに制限する方法
iPhone17の120Hzは、設定で最大60フレームに制限できます。「画面表示と明るさ」ではなく「アクセシビリティ」の中にある設定です。
- 「設定」アプリを開く
- 「アクセシビリティ」をタップする
- 「動き」をタップする
- 「フレームレートを制限」をオンにする
オンにすると、ProMotion搭載モデルでは最大フレームレートが1秒あたり60フレームに制限されます。元に戻したいときは、同じ場所でオフにします。
iOSのバージョンによっては、項目名が「動き」ではなく「動作」と表示されることがあります。
バッテリーが少ないときは低電力モードも使える
低電力モードは、画面の明るさやバックグラウンドの処理などをまとめて抑え、バッテリーを長持ちさせる機能です。iPhone 15以降では「設定」→「バッテリー」→「電力モード」→「低電力モード」で切り替えられます。コントロールセンターのバッテリーアイコンからも切り替えできます。
他機種との比較|iPhone17の120Hz性能は本当にすごいのか
iPhone16シリーズとの比較
iPhone 16とiPhone 16 Plusは60Hzで、120HzのProMotionはiPhone 16 Pro/16 Pro Maxだけでした。iPhone17では標準モデルでも最大120Hzになったため、iPhone 16からの買い替えでは画面のなめらかさの違いを実感しやすいはずです。
- iPhone 16/16 Plus:60Hz、常時表示なし
- iPhone 17:最大120Hz(ProMotion)、常時表示あり
- 画面サイズ:iPhone 16は6.1インチ、iPhone 17は6.3インチ
- 屋外でのピーク輝度:iPhone 16は2,000ニト、iPhone 17は3,000ニト
Android高級機種との比較
Androidのハイエンド機種では、以前から高リフレッシュレートの画面が広く採用されています。iPhone17の登場で、iPhoneの標準モデルもようやく最大120Hzのなめらかさになりました。
表示の好みには個人差があるため、乗り換えを考えている場合は、店頭で実機を触り比べてみるのがおすすめです。
iPhone17 ProとiPhone17無印の違い
リフレッシュレートについては、iPhone 17とiPhone 17 Pro/Pro Maxに大きな差はありません。どちらも最大120HzのProMotionと常時表示ディスプレイを搭載しています。
主な違いはカメラとチップです。iPhone 17 Pro/Pro Maxは望遠を含む3つの48MPカメラとA19 Proチップを備えています。画面のなめらかさだけが目的なら、iPhone 17で十分です。
iPhone17を選ぶべき人・待つべき人の判断基準
120Hzを重視する人はiPhone17がおすすめ
次のような使い方をしている人は、iPhone17の120Hzを実感しやすいでしょう。
- 今、60HzのiPhone(iPhone 16/16 Plus以前の標準モデルなど)を使っている
- SNSやニュースアプリでスクロールすることが多い
- ゲームをよくする
- 常時表示で時刻や通知を確認したい
- Androidの120Hz機種からの乗り換えを考えている
古い機種から買い替える場合は、画面だけでなく、チップやカメラ、バッテリーの進化もあわせて感じられるでしょう。
iPhone 17eなど60Hzの機種で十分な人
次のような使い方なら、必ずしもiPhone17を選ぶ必要はありません。
- 通話とメッセージが中心
- ゲームはほとんどしない
- 動画やSNSを見る時間が短い
- 価格をできるだけ抑えたい
- 今の60HzのiPhoneに特に不満がない
こうした使い方なら、iPhone 17eのような60Hzの機種でも困る場面は少ないはずです。60Hzでも、通話やアプリの利用など基本的な操作は問題なく行えます。
買い替えタイミングの見極め方
買い替えのタイミングは、次のポイントで判断しましょう。
- 今の機種を使っている年数
- バッテリーの劣化具合
- 今感じている不満の中身
- 予算
- これから何年使うつもりか
「スクロールがカクつく」と感じているなら、最大120HzのiPhone17で改善を実感しやすいでしょう。ただし、動作が重い原因が処理性能やストレージ不足にある場合は、リフレッシュレートだけでは解決しないこともあります。
よくある質問(FAQ)
Q1:iPhone17は60Hzですか?
A:いいえ。iPhone17は最大120HzのProMotionディスプレイを搭載しています。
60Hzなのは、iPhone 17eやiPhone 16/16 Plusなどです。
Q2:60Hzと120Hzの違いは本当に分かるのか?
A:スクロールやゲームなど、画面が動く場面では違いが出やすいです。
ただし感じ方には個人差があり、文字を読むだけの場面ではほとんど差がありません。気になる方は、店頭で60Hzの機種と並べてスクロールしてみると分かりやすいです。
Q3:120Hzでどのくらいバッテリーが減るのか?
A:使い方によって変わるため、一律に何%とは言えません。
ProMotionは表示内容に合わせてリフレッシュレートを下げるので、常に120Hzで動いているわけではありません。Appleによると、iPhone17のビデオ再生時間は最大30時間で、前世代より長くなっています。
Q4:iPhone17の120Hzは設定で60Hzに変更できるのか?
A:できます。
「設定」→「アクセシビリティ」→「動き」→「フレームレートを制限」をオンにすると、最大フレームレートが1秒あたり60フレームに制限されます。iOSのバージョンによっては「動き」が「動作」と表示されることがあります。
Q5:ゲームをしない人にも120Hzのメリットはあるのか?
A:あります。120Hzの効果はゲーム以外の操作でも感じられます。
- Webページのスクロール
- SNSのタイムライン閲覧
- 写真アプリでの画像の切り替え
- 文字入力時の反応
- アプリ切り替えのアニメーション
ふだんのスマートフォン操作の多くが、なめらかに感じられるようになります。
まとめ:iPhone17は最大120Hz。60Hzにしたいときは設定で制限できる
iPhone17は60Hzではなく、最大120HzのProMotionディスプレイを搭載しています。標準モデルとして初めて120Hzと常時表示に対応したことで、スクロールやゲーム、アプリの操作がなめらかになりました。
一方で、iPhone 17eやiPhone 16/16 Plusなどは60Hzのままです。画面のなめらかさを重視するならiPhone17、通話やメッセージが中心で価格を抑えたいならiPhone 17eというように、使い方に合わせて選びましょう。
バッテリーを優先したいときは、「設定」→「アクセシビリティ」→「動き」→「フレームレートを制限」で最大60フレームに抑えられます。

