「新しいiPhoneに買い替えたいけど、実際どれくらい性能が上がってるの?」「iPhone 16とiPhone 15、ベンチマークスコアの差は体感できるレベル?」
iPhone選びで最も気になるのが、各モデルの性能差ですよね。価格が数万円違うモデル間で、本当に性能差を実感できるのか。旧モデルから買い替える価値があるのか。カタログスペックだけでは判断が難しいのが現実です。
そこで活躍するのが「ベンチマークスコア」です。ベンチマークとは、スマートフォンの処理性能を数値化して客観的に比較できる指標のこと。AnTuTu、Geekbench、3DMarkなど複数のベンチマークツールを使えば、iPhoneの真の実力を多角的に評価できます。
しかし、ベンチマークスコアを見ても「この数値の差が何を意味するのか分からない」という方も多いはず。例えば、GeekbenchのシングルコアスコアがiPhone 16 Proで3,400、iPhone 15 Proで2,900だとして、この500ポイントの差は実際の使用でどう影響するのでしょうか。
この記事では、最新のiPhone 16シリーズから、iPhone 15、14、13、12世代まで、主要モデルのベンチマークスコアを徹底比較。さらに、スコアの見方から実使用での体感差、用途別のおすすめモデルまで、iPhone選びに必要な情報をすべて網羅しています。
この記事で分かること:
- 各iPhoneモデルのベンチマークスコア一覧(AnTuTu・Geekbench・3DMark)
- ベンチマークツールの種類と見方
- CPU・GPU性能の世代間比較と実用面での違い
- ゲーム・日常使い・コスパなど用途別の最適モデル
- 旧モデルから買い替える判断基準
ベンチマークデータを正しく理解すれば、自分に本当に必要な性能を持つiPhoneを無駄なく選べます。価格と性能のバランスを見極めて、後悔しないiPhone選びを実現しましょう。
iPhoneのベンチマークとは?基礎知識を理解しよう
iPhoneの性能を客観的に測定する「ベンチマーク」。まずはベンチマークの基本を押さえて、スコアの意味を正しく理解しましょう。
ベンチマークスコアが示すもの
ベンチマークスコアとは、スマートフォンの処理性能を数値化したものです。CPUの計算速度、GPUのグラフィック処理能力、メモリの読み書き速度など、様々な性能項目を専用アプリで測定し、総合的なスコアとして表示します。
このスコアが高いほど、アプリの起動が速い、ゲームが滑らかに動く、写真や動画の処理が快適、といった実感につながります。ただし、ベンチマークスコアはあくまで「理論上の最大性能」を示すもの。実際の使用感は、OSの最適化やアプリの作り込みにも左右されます。
iPhoneの場合、Appleがハードウェアとソフトウェアを一体設計しているため、ベンチマークスコアが同程度のAndroidスマホよりも体感的に快適なケースが多いのが特徴です。
主要なベンチマークツールの種類(AnTuTu・Geekbench・3DMark)
iPhone向けのベンチマークツールは複数ありますが、主に使われるのが以下の3つです。
AnTuTu Benchmark: 総合性能を1つのスコアで示す最もポピュラーなベンチマークツール。CPU、GPU、メモリ、UXの4項目を測定し、合計スコアで性能を評価します。スコアの高低が分かりやすく、異なるスマートフォン間の比較にも便利。世界中で広く使われているため、他のユーザーのスコアと比較しやすいのがメリットです。
Geekbench: CPU性能に特化したベンチマークツール。シングルコア(1つのコアだけを使う処理)とマルチコア(複数のコアを同時に使う処理)のスコアを分けて測定します。シングルコアスコアはアプリの起動速度や軽い作業での快適さ、マルチコアスコアは動画編集やゲームなど重い処理での性能を示します。技術的な性能比較に最適です。
3DMark: グラフィック性能(GPU)に特化したベンチマーク。3Dゲームを想定した高負荷テストを行い、フレームレートやグラフィック処理能力を測定します。ゲームプレイやAR機能の快適さを知りたい場合に重要な指標です。
それぞれのツールで測定する項目が異なるため、複数のベンチマークを組み合わせて総合的に性能を判断するのがベストです。
スコアの見方と注意点
ベンチマークスコアを見る際は、以下のポイントに注意しましょう。
世代間の比較が重要: 同じベンチマークツールでも、バージョンによってスコアの算出方法が変わることがあります。そのため、最新版のアプリで測定した最新世代と、旧バージョンで測定した旧世代を単純比較すると誤差が生じます。同じ条件で測定されたデータで比較することが大切です。
環境による変動: ベンチマークスコアは測定時の温度、バッテリー残量、バックグラウンドアプリの状態などで変動します。特にiPhoneは発熱するとサーマルスロットリング(性能を意図的に落とす機能)が働くため、連続測定では2回目以降のスコアが下がることも。複数回測定して平均値を見るのが理想的です。
体感差との関係: ベンチマークスコアで10-15%程度の差は、日常使いでは体感しにくいレベルです。30%以上の差があって初めて、アプリの起動やゲームのフレームレートで明確な違いを感じられます。スコアが高いことは重要ですが、実用面での必要十分性も考慮しましょう。
iPhoneベンチマーク比較一覧|世代別スコア表
ここからは、各世代のiPhoneベンチマークスコアを具体的に見ていきます。
iPhone 16シリーズのベンチマークスコア
2024年9月発売のiPhone 16シリーズは、最新のA18チップ(iPhone 16 Pro/Pro MaxはA18 Pro)を搭載し、前世代から大幅な性能向上を実現しています。
iPhone 16 Pro / Pro Max(A18 Proチップ):
- AnTuTuスコア:約165万点
- Geekbench シングルコア:約3,400点
- Geekbench マルチコア:約8,300点
- 3DMark Wild Life Extreme:約4,800点
iPhone 16 / Plus(A18チップ):
- AnTuTuスコア:約155万点
- Geekbench シングルコア:約3,100点
- Geekbench マルチコア:約7,500点
- 3DMark Wild Life Extreme:約4,200点
A18 Proは6コアGPUを搭載し、A18の5コアGPUよりもグラフィック性能が高いのが特徴。重いゲームやプロレベルの動画編集を行うなら、Pro/Pro Maxの性能差が効いてきます。
iPhone 15シリーズのベンチマークスコア
2023年発売のiPhone 15シリーズは、ProモデルにA17 Pro、通常モデルにA16 Bionicを搭載しています。
iPhone 15 Pro / Pro Max(A17 Proチップ):
- AnTuTuスコア:約145万点
- Geekbench シングルコア:約2,900点
- Geekbench マルチコア:約7,200点
- 3DMark Wild Life Extreme:約3,900点
iPhone 15 / Plus(A16 Bionicチップ):
- AnTuTuスコア:約125万点
- Geekbench シングルコア:約2,500点
- Geekbench マルチコア:約6,300点
- 3DMark Wild Life Extreme:約3,100点
A17 Proは3nmプロセスで製造された初のスマホチップとして、電力効率と性能を両立。iPhone 15と15 Proの性能差は、前世代よりも明確に開いています。
iPhone 14・13・12シリーズのスコア推移
iPhone 14 Pro / Pro Max(A16 Bionicチップ):
- AnTuTuスコア:約125万点
- Geekbench シングルコア:約2,500点
- Geekbench マルチコア:約6,300点
iPhone 14 / Plus(A15 Bionicチップ):
- AnTuTuスコア:約105万点
- Geekbench シングルコア:約2,300点
- Geekbench マルチコア:約5,500点
iPhone 13 Pro / Pro Max(A15 Bionicチップ):
- AnTuTuスコア:約105万点
- Geekbench シングルコア:約2,300点
- Geekbench マルチコア:約5,500点
iPhone 13 / mini(A15 Bionicチップ):
- AnTuTuスコア:約100万点
- Geekbench シングルコア:約2,300点
- Geekbench マルチコア:約5,300点
iPhone 12 Pro / Pro Max(A14 Bionicチップ):
- AnTuTuスコア:約85万点
- Geekbench シングルコア:約2,000点
- Geekbench マルチコア:約4,600点
iPhone 12から16までの約4年間で、AnTuTuスコアは約2倍、CPU性能は約70%向上しています。この差は実使用でも明確に体感できるレベルです。
ベンチマーク比較表(一覧)
以下、主要モデルの一覧表でまとめます。
| モデル | チップ | AnTuTu | Geekbench シングル | Geekbench マルチ | 3DMark |
|---|---|---|---|---|---|
| iPhone 16 Pro | A18 Pro | 165万 | 3,400 | 8,300 | 4,800 |
| iPhone 16 | A18 | 155万 | 3,100 | 7,500 | 4,200 |
| iPhone 15 Pro | A17 Pro | 145万 | 2,900 | 7,200 | 3,900 |
| iPhone 15 | A16 | 125万 | 2,500 | 6,300 | 3,100 |
| iPhone 14 Pro | A16 | 125万 | 2,500 | 6,300 | 3,100 |
| iPhone 14 | A15 | 105万 | 2,300 | 5,500 | 2,800 |
| iPhone 13 Pro | A15 | 105万 | 2,300 | 5,500 | 2,800 |
| iPhone 12 | A14 | 85万 | 2,000 | 4,600 | 2,300 |
この表から、世代が新しくなるほど全項目でスコアが向上していることが分かります。
CPU性能を徹底比較|シングル・マルチコアの違い
ベンチマークスコアの中でも特に重要なのがCPU性能です。シングルコアとマルチコアの違いを理解して、実用面での影響を見ていきましょう。
Geekbenchスコアで見るCPU性能
GeekbenchはCPU性能を詳細に測定できるツールです。シングルコアスコアは1つのプロセッサコアだけを使う処理の速度、マルチコアスコアは複数コアを同時に使う処理の速度を示します。
シングルコアが重要な場面:
- アプリの起動速度
- Webブラウジングのレスポンス
- UIのスクロールやタップ反応
- 軽いアプリの動作
マルチコアが重要な場面:
- 動画のエンコード・レンダリング
- 写真の一括編集
- 重いゲームのプレイ
- 複数アプリの同時起動
iPhone 16 Proのシングルコアスコア3,400は、iPhone 12 Proの2,000と比較して約70%向上。アプリの起動やUIの反応が明らかに速くなっています。マルチコアスコアでは8,300 vs 4,600で約80%の向上。動画編集やゲームでの差はさらに顕著です。
世代間のCPU性能向上率
Appleは毎年、新しいAシリーズチップで前世代比15-20%の性能向上を実現しています。具体的な向上率を見てみましょう。
A18 Pro(iPhone 16 Pro)vs A17 Pro(iPhone 15 Pro):
- シングルコア:約17%向上
- マルチコア:約15%向上
A17 Pro(iPhone 15 Pro)vs A16(iPhone 14 Pro):
- シングルコア:約16%向上
- マルチコア:約14%向上
A16(iPhone 14 Pro)vs A15(iPhone 13 Pro):
- シングルコア:約9%向上
- マルチコア:約15%向上
単年での向上率は10-20%ですが、2-3年スパンで見ると累積効果は大きくなります。iPhone 12からiPhone 16への4年間では約70-80%の性能向上となり、これは明確に体感できるレベルです。
実使用での体感差はどれくらい?
ベンチマークスコアの差が、実際の使用でどう感じられるか。用途別に見てみましょう。
日常使い(SNS、Web、メール): iPhone 13以降のモデルであれば、どれも快適に動作します。シングルコアスコア2,300以上あれば、アプリの起動やスクロールで不満を感じることはほとんどありません。iPhone 12でも十分ですが、iOS更新による重さが気になる場面が増えてきています。
写真・動画編集: iPhone 15以降とiPhone 14以前で差が出始めます。ProResビデオ撮影や複数の4K動画を編集する場合、iPhone 15 Pro以降の高いマルチコアスコアが効果を発揮。エクスポート時間が大幅に短縮されます。
ゲームプレイ: 原神やPUBGモバイルなど高グラフィックゲームでは、iPhone 14以前だと最高画質設定で発熱とフレームレート低下が起こりやすい状況。iPhone 15 Pro以降なら安定して高画質・高フレームレートを維持できます。
複数アプリの同時使用: マルチタスクではマルチコアスコアが重要。iPhone 16シリーズの8,000超のスコアなら、動画再生しながらブラウジング、バックグラウンドでファイルダウンロード、といった使い方でも余裕です。
GPU性能・グラフィック処理能力の比較
グラフィック性能はゲームやARアプリの快適さを左右します。
3DMarkスコアで見るGPU性能
3DMark Wild Life Extremeテストは、高負荷な3Dグラフィックを描画してGPU性能を測定します。
iPhone 16 Proの4,800点は、iPhone 12 Proの2,300点と比べて約2.1倍。グラフィック性能の進化はCPU以上に顕著です。これはAppleがAシリーズチップのGPUコア数を増やし、アーキテクチャを最適化している成果です。
特にiPhone 15 Proから搭載された「ハードウェアレイトレーシング」は、リアルタイムの光の反射・影の表現を可能にし、ゲームのビジュアル品質を大きく向上させました。
ゲームプレイでの性能差
実際のゲームでの違いを見てみましょう。
原神(最高画質設定時):
- iPhone 16 Pro:60fps安定、発熱は穏やか
- iPhone 15 Pro:55-60fps、やや発熱あり
- iPhone 14 Pro:50-55fps、発熱が気になる
- iPhone 13 Pro:45-50fps、画質を下げる必要あり
- iPhone 12 Pro:40fps前後、最高画質は厳しい
PUBG Mobile(スムーズ+極限設定):
- iPhone 16 Pro:90fps安定
- iPhone 15 Pro:90fps安定
- iPhone 14以前:60fps上限
高フレームレートモード(90fps)に対応するゲームでは、iPhone 15 Pro以降の性能が必要です。
動画編集・写真処理での違い
GPUは動画のエンコードやエフェクト処理でも活躍します。
4K動画の書き出し(1分動画の場合):
- iPhone 16 Pro:約20秒
- iPhone 15 Pro:約25秒
- iPhone 14 Pro:約30秒
- iPhone 13 Pro:約40秒
- iPhone 12 Pro:約50秒
また、写真アプリでの複数枚一括フィルター適用や、ProRAW現像の速度も、GPU性能が高いほど快適です。クリエイティブ用途で使うなら、GPU性能は妥協したくないポイントです。
総合性能ベンチマーク|AnTuTuスコア比較
AnTuTuは総合力を1つのスコアで示すため、全体的な性能把握に便利です。
AnTuTuスコアの読み解き方
AnTuTuスコアは以下の4項目の合計です。
- CPU: プロセッサの計算性能
- GPU: グラフィック処理性能
- MEM: メモリの読み書き速度
- UX: ユーザー体験(UI反応速度など)
各項目のバランスを見ることで、得意・不得意分野が分かります。iPhoneは4項目がバランス良く高いのが特徴。Androidスマホの中には、GPUだけ突出して高いがCPUは平凡、といったアンバランスな機種もあります。
iPhone vs Android主要モデル
iPhoneと主要Androidスマホの総合性能を比較してみましょう。
AnTuTuスコア比較(2024-2025年モデル):
- iPhone 16 Pro:約165万点
- Samsung Galaxy S24 Ultra:約210万点
- Google Pixel 9 Pro:約125万点
- Xiaomi 14 Ultra:約200万点
- iPhone 15 Pro:約145万点
AnTuTuスコアだけ見ると、Snapdragon 8 Gen 3を搭載したAndroidフラッグシップの方が高い傾向にあります。ただし、実使用での快適さはスコアだけでは測れません。
iPhoneはiOSとハードウェアの最適化により、ベンチマークスコアが同等かやや低いAndroidスマホよりも滑らかに動作することが多いです。また、長期間使用した際の性能劣化が少ないのもiPhoneの強みです。
価格帯別の性能コスパ分析
価格と性能のバランスを見てみましょう。
ハイエンド帯(15万円以上):
- iPhone 16 Pro:165万点 / 約18万円 = 約9.2点/円
- コスパは高くないが、長期使用とエコシステムの価値
ミッドハイ帯(10-15万円):
- iPhone 15:125万点 / 約12万円 = 約10.4点/円
- iPhone 14:105万点 / 約10万円 = 約10.5点/円
- 性能と価格のバランスが良好
旧世代・整備品(7-10万円):
- iPhone 13(整備品):100万点 / 約7万円 = 約14.3点/円
- コスパ最高、ただし長期使用は不利
単純なコスパでは旧世代が有利ですが、OSアップデート対応期間やバッテリー劣化を考えると、最新世代を長く使う方がトータルでお得な場合も多いです。
用途別おすすめiPhoneモデル|ベンチマークから見る選び方
ベンチマーク結果を踏まえて、用途別に最適なiPhoneモデルを提案します。
ゲーム・重い処理向けの最適モデル
最もおすすめ:iPhone 16 Pro / Pro Max
- 3DMarkスコア4,800、ハードウェアレイトレーシング対応
- 原神やPUBGを最高画質・高フレームレートで快適プレイ
- ProResビデオ撮影や本格的な動画編集もストレスフリー
- 発熱制御が優れており長時間プレイでも性能低下が少ない
コスパ重視なら:iPhone 15 Pro
- 前世代Proモデルでも十分ハイエンド性能
- 価格が下がってきており狙い目
- iPhone 16 Proとの体感差は限定的
避けたいモデル:iPhone 13以前
- 最新ゲームの最高画質設定には力不足
- 発熱によるサーマルスロットリングが頻発
日常使い・コスパ重視の選択肢
最もおすすめ:iPhone 15
- A16チップでAnTuTu 125万点、日常使いには十分すぎる性能
- 価格が落ち着いており、新品でも12万円前後
- Dynamic Island、USB-C採用で機能面でも妥協なし
- あと4-5年はOSアップデート対応が期待できる
さらにコスパ重視なら:iPhone 14(整備品)
- A15チップでも2024-2025年時点では快適動作
- 整備品なら9-10万円程度で入手可能
- ただしLightning端子はやや古さを感じる
積極的におすすめしないモデル:iPhone 12
- 発売から4年経過し、今後のOS更新で重くなる可能性
- バッテリー劣化も進んでいる中古が多い
長期使用を見据えた購入判断
5年以上使い続けることを前提にするなら、最新世代の投資が正解です。
長期使用に最適:iPhone 16 / 16 Pro
- 最新のA18チップで、今後5-6年のOSアップデートに余裕で対応
- ベンチマークスコアに余裕があり、数年後のアプリも快適動作
- USB-C、WiFi 6E、最新カメラ機能など、長く使える仕様
購入判断の目安:
- 現在iPhone 12以前を使用中 → 買い替えを強く推奨
- 現在iPhone 13-14を使用中 → あと1-2年は様子見でもOK
- 現在iPhone 15を使用中 → iPhone 17まで待つのが賢明
Appleは通常、発売から5-6年間のiOSアップデートを提供します。iPhone 16なら2029-2030年頃まで最新OSを使える計算。長期的なコスパを考えると、最新世代は決して高い買い物ではありません。
よくある質問|iPhoneベンチマーク比較FAQ
ベンチマークとiPhone選びに関する、よくある疑問に答えます。
Q1:ベンチマークスコアが高いほど良いの?
A1:基本的にはその通りですが、絶対的な基準ではありません。ベンチマークスコアは「理論上の最大性能」を示すもので、実際の使用感はOSの最適化や使い方によって変わります。
例えば、AnTuTuスコアが200万点のAndroidスマホと165万点のiPhone 16 Proを比べた場合、数値上はAndroidが上です。しかし実際にアプリを起動して使ってみると、iOSの最適化により、iPhoneの方が体感的に快適なことが多々あります。
また、日常的なSNS・Web閲覧・メール程度の用途なら、AnTuTu 100万点(iPhone 13レベル)で十分快適。スコアが高いことは良いことですが、自分の用途に対してオーバースペックになっていないか、価格とのバランスを考えることも大切です。
Q2:旧モデルから買い替える目安は?
A2:ベンチマークスコアで30%以上の性能向上があれば、体感できるレベルの違いがあります。
具体的な買い替え目安:
- iPhone 12以前から → 買い替え推奨:iPhone 16との性能差は約2倍(AnTuTu 85万 vs 165万)。アプリの起動速度、カメラ処理、バッテリー持ちなど、あらゆる面で大幅改善を実感できます。発売から4年以上経過しており、今後のOSアップデートで動作が重くなるリスクも。
- iPhone 13-14から → 使い方次第:ゲームや動画編集を頻繁に行うならアップグレードの価値あり。日常使いメインなら、あと1-2年使い続けても問題ありません。
- iPhone 15から → 待つべき:iPhone 16との性能差は約15-20%程度で、体感差は限定的。次世代のiPhone 17や、2-3年後のモデルまで待つ方が満足度が高いでしょう。
また、ベンチマークスコア以外に、バッテリーの最大容量が80%を下回った、ストレージが不足してきた、といった物理的な理由も買い替えのサインです。
Q3:ベンチマークと実際の使用感の違いは?
A3:ベンチマークは「最大性能」を測定するため、実際の日常使用とは異なる場面があります。
ベンチマークで測れないもの:
- サーマルスロットリング: ゲームを長時間プレイすると発熱で性能が落ちますが、ベンチマークは短時間測定なので反映されません。iPhone 16 Proは冷却設計が改善されており、実使用では高性能を維持しやすいです。
- OSの最適化: iOSは軽量で洗練されており、同じスコアのAndroidより体感速度が速いことが多いです。特にアプリの起動速度やUIの滑らかさで差が出ます。
- バッテリー持ち: ベンチマークスコアが高いほど電力消費も大きい傾向がありますが、実際のバッテリー持ちはチップの電力効率や画面サイズに左右されます。
実使用で重要なポイント: 重いアプリを使わないなら、ベンチマークスコアの差は気にしなくてOK。一方、ゲームや動画編集を頻繁に行うなら、ベンチマークスコアの高さがそのまま快適さに直結します。
Q4:Androidとのベンチマーク比較は意味ある?
A4:参考程度には意味がありますが、OSが違うため単純比較は難しいです。
iPhoneとAndroidでは、同じベンチマークアプリを使っても測定条件が異なります。iOSとAndroidではCPU・GPUの動作の仕組みが違うため、同じスコアでも体感速度が異なることも。
また、iPhoneはAppleがハードとソフトを一体設計しているため、数値以上の快適さを発揮します。逆にAndroidは多様な選択肢があり、価格帯ごとに最適なモデルを選びやすいメリットがあります。
ベンチマーク比較は、「どちらが絶対的に優れているか」ではなく、「自分の用途にどちらが合っているか」を判断する材料として活用しましょう。
Q5:ベンチマークスコアは経年劣化する?
A5:ハードウェア自体の性能は劣化しませんが、体感速度は徐々に低下します。
劣化を感じる主な理由:
- OSアップデート: 新しいiOSは新しいハードウェアに最適化されており、旧モデルでは動作が重くなることがあります。iPhone 12でiOS 19(仮)を動かすと、発売時のiOS 14より重く感じるでしょう。
- アプリの高機能化: アプリも年々高機能になり、求められる性能が上がります。3年前は軽快だったアプリが、今では起動に時間がかかることも。
- バッテリー劣化: バッテリーが劣化すると、iPhoneは性能を意図的に落として突然のシャットダウンを防ぎます。バッテリー最大容量が80%を下回ると、ベンチマークスコアも低下します。
- ストレージの断片化: ストレージ容量が逼迫すると、読み書き速度が低下し、全体的な動作に影響します。
対策として、定期的に不要なアプリやデータを削除する、バッテリー交換を行う、最新のOSに対応できるモデルを選ぶ、といったことが有効です。
まとめ:ベンチマーク比較から見えるiPhone選びのポイント
iPhoneのベンチマーク比較を通じて、各モデルの性能差と選び方のポイントを見てきました。最後に重要なポイントをまとめます。
ベンチマークスコアから分かったこと:
iPhone 16 Proは現時点で最高の性能を誇りますが、iPhone 15やiPhone 14でも日常使いには十分な性能があります。AnTuTuスコアで100万点を超えていれば、SNSやWeb閲覧で不満を感じることはありません。
一方、ゲームや動画編集などクリエイティブ用途では、最新世代の性能差が明確に効いてきます。iPhone 16 ProのGPU性能は、iPhone 12 Proの約2倍。高負荷な作業を頻繁に行うなら、最新世代への投資は十分に価値があります。
自分に合ったiPhoneを選ぶ視点:
- 用途を明確にする: ゲームや動画編集をするなら最新Pro、日常使いなら1-2世代前でもOK
- 使用期間を考える: 5年以上使うなら最新世代、2-3年で買い替えるなら旧世代でコスパ重視
- 価格とのバランス: ベンチマークスコアの差が価格差に見合うか冷静に判断
- 実機を触る: 可能ならApple Storeで実機の動作速度を体感してから決める
今後の技術動向:
Appleは毎年15-20%の性能向上を実現していますが、今後はAI機能の強化が焦点になります。iPhone 16シリーズから搭載される「Apple Intelligence」は、高い処理性能を要求します。AI機能を活用したいなら、iPhone 15 Pro以降のモデルが必須です。
また、3nmプロセスから次世代の2nmプロセスへの移行により、電力効率がさらに向上する見込み。バッテリー持ちを重視する方は、次世代チップ搭載モデルを待つのも一つの選択肢です。
最後に:
ベンチマークスコアは重要な判断材料ですが、絶対的な指標ではありません。iPhoneの魅力は、高性能なハードウェアとiOSの最適化、長期間のOSサポート、Appleエコシステムとの連携など、総合的な体験にあります。
数値だけに囚われず、自分の使い方に合ったモデルを選ぶことが、後悔しないiPhone選びの秘訣です。この記事が、あなたの最適なiPhone選びの助けになれば幸いです。

