「自分のiPhoneって5Gに対応してるのかな?」「そもそも5Gっていつから使えるようになったの?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?最近よく耳にする「5G」というワード。動画がサクサク見られる、ゲームが快適になる、と言われても、自分のiPhoneで本当に使えるのか、いつから対応したのか、よくわからない方も多いでしょう。
実は、iPhoneが5Gに対応したのは2020年10月。iPhone 12シリーズからスタートしました。それから数年が経過し、現在では多くのiPhoneユーザーが5Gの恩恵を受けられる環境が整ってきています。
しかし、「5G対応iPhone」といっても機種によって対応している5Gの種類が違ったり、キャリアによってサービス開始時期が異なったり、実は知っておくべきポイントがいくつもあるんです。
この記事では、iPhoneの5G対応の歴史から、対応機種の完全リスト、実際に5Gを使う方法、そして気になる速度やメリット・デメリットまで、あなたが知りたい情報を網羅的に解説します。5分ほどで読める内容にまとめましたので、ぜひ最後までお付き合いください。
記事を読み終わる頃には、自分のiPhoneで5Gが使えるか判断でき、最適な活用方法がわかるようになりますよ。
iPhoneの5G対応はいつから?歴史を振り返る
iPhoneが5Gに対応した歴史を時系列で整理すると、テクノロジーの進化と日本の通信環境の変化が見えてきます。ここでは、iPhone 5G対応の重要なマイルストーンを詳しく見ていきましょう。
iPhone 12で初めて5G対応(2020年10月)
iPhoneが初めて5Gに対応したのは、2020年10月に発売されたiPhone 12シリーズです。Appleは2020年10月13日に開催されたスペシャルイベントで、iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxの4機種を発表しました。
この時、Appleは「5Gの時代へようこそ」というキャッチフレーズとともに、iPhoneの新時代を印象付けました。実際の発売日は、iPhone 12とiPhone 12 Proが2020年10月23日、iPhone 12 miniとiPhone 12 Pro Maxが11月13日でした。
iPhone 12シリーズはすべて5Gに対応しており、Sub-6(6GHz以下の周波数帯)とミリ波(28GHz以上の周波数帯)の両方に対応したモデルも用意されました。ただし、日本国内で販売されたモデルは主にSub-6に対応したもので、ミリ波対応は限定的でした。
これ以前のiPhone 11シリーズ(2019年発売)やiPhone SE(第2世代、2020年4月発売)は5Gに対応していません。つまり、2020年10月が「iPhone 5G元年」と言えるでしょう。
日本国内のキャリア別5G開始時期
日本国内では、iPhoneの5G対応と前後して、各キャリアが5Gサービスを開始しています。タイミングを整理すると以下のようになります。
NTTドコモ: 2020年3月25日に5Gサービス「5Gギガホ」「5Gギガライト」を開始。iPhone 12シリーズの発売時には、すでにサービスが提供されていました。
au(KDDI): 2020年3月26日に5Gサービスを開始。「データMAX 5G」などのプランを提供し、iPhone 12の発売に合わせて5G対応を本格化させました。
ソフトバンク: 2020年3月27日に5Gサービス「5G基本料」を開始。都市部を中心にエリア展開を進め、iPhone 12ユーザーに5G体験を提供しました。
楽天モバイル: 2020年9月30日に5Gサービスを開始。他の3キャリアよりやや遅れてのスタートでしたが、iPhone 12の発売時には5G対応していました。
つまり、iPhone 12が発売された2020年10月の時点で、日本国内の主要4キャリアすべてが5Gサービスを提供していたことになります。これにより、日本のiPhoneユーザーは発売日から5Gを利用できる環境が整っていました。
5G対応の背景と業界の動き
AppleがiPhone 12で5Gに対応した背景には、世界的な5G普及の流れがありました。2019年から2020年にかけて、SamsungやHuaweiなどのAndroidスマートフォンメーカーが次々と5G対応端末を発売。Appleは慎重に技術を見極めた上で、満を持して5G対応に踏み切ったのです。
また、日本国内でも総務省が5Gの周波数を割り当て、各キャリアが基地局整備を加速させていました。2020年は「5G商用サービス元年」と位置づけられ、インフラ整備と端末普及が同時に進んだ年でした。
AppleはiPhone 12の発表時に「5Gによってダウンロード速度が最大4Gbpsに達する可能性がある」と説明し、動画ストリーミング、ゲーム、ビデオ通話などの体験が飛躍的に向上すると強調しました。この時点から、iPhoneユーザーの通信体験は新たなステージに入ったと言えます。
iPhone 5G対応機種の完全リスト
「自分のiPhoneは5Gに対応しているのか?」これは多くのユーザーが気になるポイントです。ここでは、5G対応iPhone全機種を詳しく紹介し、確認方法もお伝えします。
5G対応iPhone全機種一覧
2025年10月現在、以下のiPhoneモデルが5Gに対応しています。
2020年発売:
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro Max
2021年発売:
- iPhone 13
- iPhone 13 mini
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13 Pro Max
2022年発売:
- iPhone SE(第3世代)※2022年3月発売
- iPhone 14
- iPhone 14 Plus
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14 Pro Max
2023年発売:
- iPhone 15
- iPhone 15 Plus
- iPhone 15 Pro
- iPhone 15 Pro Max
2024年発売:
- iPhone 16シリーズ(発売されている場合)
つまり、iPhone 12シリーズ以降のすべてのモデルが5G対応です。逆に言えば、iPhone 11以前(iPhone 11 Pro、iPhone XS、iPhone XRなど)や、iPhone SE(第2世代、2020年4月発売)は5Gに対応していません。
各機種の5G対応詳細(Sub-6、ミリ波)
5Gには大きく分けて2つの周波数帯があります。
Sub-6(サブシックス): 6GHz以下の周波数帯を使った5G。エリアが広く、建物の中でも電波が届きやすいのが特徴です。日本国内では主にこのSub-6が展開されています。
ミリ波: 28GHz以上の高周波数帯を使った5G。超高速通信が可能ですが、電波が届く範囲が狭く、障害物に弱いという特徴があります。日本ではドコモが一部エリアで提供していますが、まだ限定的です。
日本国内で販売されているiPhone 12以降のモデルは、基本的にSub-6に対応しています。ミリ波については、一部のキャリア専売モデルや特定の国向けモデルでのみ対応している場合があります。
実用面では、Sub-6でも十分に高速な通信が可能で、日常使いには問題ありません。ミリ波は将来的な技術として注目されていますが、現時点では気にしなくても大丈夫です。
あなたのiPhoneは5G対応?確認方法
自分のiPhoneが5G対応かどうか確認する方法は簡単です。
方法1:機種名で確認 前述の対応機種リストに自分のiPhoneがあるかチェックしましょう。iPhone 12以降なら5G対応です。
方法2:設定から確認
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「情報」をタップ
- 「モデル名」を確認
モデル名が「iPhone 12」以降であれば5G対応です。
方法3:通信設定で確認
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」→「通信のオプション」をタップ
- 「音声通話とデータ」の項目に「5G」の選択肢があれば5G対応
もし「5G」の選択肢が表示されない場合、そのiPhoneは5G非対応、またはキャリアが5Gに対応していない可能性があります。
iPhoneで5Gを使う方法と必要な条件
5G対応iPhoneを持っていても、自動的に5Gが使えるわけではありません。いくつかの条件を満たす必要があります。ここでは、5Gを使うために必要な条件と、設定方法を詳しく解説します。
5Gを使うために必要な3つの条件
iPhoneで5Gを利用するには、以下の3つの条件すべてを満たす必要があります。
条件1:5G対応のiPhoneを持っている 前述の通り、iPhone 12以降のモデルが必要です。iPhone 11以前では、どんなに頑張っても5Gは使えません。
条件2:5G対応の契約プラン キャリアで5G対応プランに加入している必要があります。4G/LTEプランのままだと、5G対応iPhoneを持っていても5Gは利用できません。
ただし、最近は多くのキャリアで、標準プランが5G対応になっています。2021年以降に契約した方は、すでに5G対応プランになっている可能性が高いです。
条件3:5Gエリア内にいる 5Gの電波が届くエリアにいる必要があります。5G対応iPhone、5G対応プランを持っていても、5Gエリア外では4G/LTEでの通信となります。
この3つの条件がすべて揃って初めて、iPhoneで5Gが使えるようになります。
5G対応プランへの変更方法(キャリア別)
各キャリアでの5G対応プランへの変更方法を簡単に説明します。
NTTドコモ: 現在提供中の「eximo」「irumo」などの主要プランはすべて5G対応です。古いプランを使っている場合は、My docomoまたはドコモショップでプラン変更ができます。多くの場合、追加料金なしで5Gが利用可能です。
au: 「使い放題MAX」「マネ活プラン」などの現行プランは5G対応。旧プラン利用者は、My auまたはauショップでプラン変更が必要です。
ソフトバンク: 「メリハリ無制限+」「ミニフィットプラン+」などが5G対応。My SoftBankまたはソフトバンクショップで変更できます。
楽天モバイル: 「Rakuten最強プラン」が5G対応。楽天モバイルの場合、基本的に追加料金なしで5Gが使えます。
いずれのキャリアも、最近は5G対応が標準化されているため、新規契約や機種変更のタイミングで自動的に5G対応プランになることが多いです。
5Gエリアの確認方法
5Gエリアは日々拡大していますが、まだ全国をカバーしているわけではありません。自分の生活圏が5Gエリアかどうかは、各キャリアの公式サイトで確認できます。
確認方法:
- 各キャリアの公式サイトにアクセス
- 「5Gエリアマップ」「サービスエリアマップ」などのページを探す
- 住所や郵便番号を入力して確認
都市部や主要駅周辺は5Gエリアになっていることが多いですが、地方や郊外ではまだ4G/LTEのみのエリアも少なくありません。
また、iPhoneの画面上部(または画面右上)のステータスバーに「5G」と表示されていれば、現在5Gに接続されていることを示します。「4G」や「LTE」と表示されている場合は、5Gエリア外か、5Gが利用できない状態です。
iPhone 5Gの実力!速度やメリットを徹底検証
「5Gって本当に速いの?」「実際に使うとどんなメリットがあるの?」ここでは、iPhone 5Gの実力を具体的に検証します。
5Gと4Gの速度比較
5Gと4G/LTEでは、通信速度に大きな差があります。
理論値での比較:
- 4G/LTE:最大約1Gbps(1000Mbps)
- 5G(Sub-6):最大約4.1Gbps(4100Mbps)
- 5G(ミリ波):最大10Gbps以上
理論値では5Gは4Gの4〜10倍以上の速度が出ることになります。
実測値の例(都市部での測定):
- 4G/LTE:下り20〜100Mbps、上り10〜30Mbps
- 5G:下り100〜500Mbps、上り30〜100Mbps
実際の利用環境では、5Gは4Gの2〜5倍程度の速度が出るケースが多いです。ただし、エリアや時間帯、混雑状況によって速度は大きく変動します。
重要なのは、5Gでは「速度の安定性」も向上している点です。混雑時でも一定の速度が保たれやすく、ストレスの少ない通信が可能になっています。
5Gで何ができる?実用的なメリット
5Gの高速通信によって、iPhoneでの体験が以下のように向上します。
動画ストリーミング: 高画質(4Kや8K)の動画もスムーズに再生できます。YouTubeやNetflixなどで、バッファリング(読み込み待ち)がほとんど発生しません。
大容量ファイルのダウンロード: アプリのダウンロードやアップデート、クラウドストレージからのファイルダウンロードが高速化。数GBのアプリも数分でダウンロードできます。
オンラインゲーム: 低遅延(ラグの少なさ)が特徴の5Gでは、リアルタイム性が重要なオンラインゲームが快適にプレイできます。
ビデオ通話: ZoomやFaceTimeなどのビデオ通話が高品質で安定します。在宅勤務やオンライン授業での活用にも最適です。
AR(拡張現実)アプリ: 5Gの高速・低遅延特性により、ARアプリの体験が向上。将来的にはより高度なARサービスが登場する可能性があります。
バッテリー消費など注意すべきポイント
5Gには多くのメリットがありますが、いくつか注意点もあります。
バッテリー消費: 5G通信は4Gに比べてバッテリー消費が大きい傾向があります。特に5Gエリアと4Gエリアの境界付近では、頻繁に切り替わるためバッテリーの減りが早くなることがあります。
対策としては、5Gが不要な時は設定で4Gに固定する、またはiOSの「スマートデータモード」を活用することで、バッテリーを節約できます。
エリアの限定性: 2025年現在でも、5Gエリアは限定的です。地方や郊外、建物内では4Gに切り替わることが多く、常時5Gで通信できるわけではありません。
データ使用量の増加: 高速通信が可能になると、つい多くのデータを使ってしまいがち。動画視聴やダウンロードが増え、月間データ使用量が増加する可能性があります。契約プランの容量に注意しましょう。
iPhone 5Gのよくあるトラブルと解決法
5Gを使っていると、「表示が出ない」「速度が遅い」などのトラブルに遭遇することがあります。ここでは、よくあるトラブルとその解決法を紹介します。
5G表示が出ない時の対処法
5G対応iPhoneなのに「5G」表示が出ない場合、以下を確認してください。
チェック1:5G設定の確認
- 「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」
- 「音声通話とデータ」をタップ
- 「5G オン」または「5G オート」を選択
「4G」に設定されている場合は、5Gが無効化されています。
チェック2:機内モードのリセット 一時的な通信不具合の場合、機内モードのオン・オフで解決することがあります。
- コントロールセンターから機内モードをオン
- 数秒待ってからオフ
チェック3:iOSのアップデート 古いバージョンのiOSでは、5G機能が正常に動作しないことがあります。最新のiOSにアップデートしましょう。
チェック4:キャリア設定のアップデート 「設定」→「一般」→「情報」を開くと、キャリア設定のアップデートが必要な場合は通知が表示されます。
チェック5:5Gエリアの確認 そもそも5Gエリア外にいる可能性があります。キャリアのエリアマップで確認してください。
5Gが遅い・つながらない原因
5G表示は出ているのに速度が遅い、つながりにくい場合の原因と対策です。
原因1:5Gエリアの境界付近 5Gエリアの端にいると、電波が弱く安定しません。少し移動するか、4Gに切り替えることで安定することがあります。
原因2:ネットワークの混雑 駅や繁華街など、多くの人が集まる場所では5Gも混雑します。時間をずらすか、場所を移動してみましょう。
原因3:建物内での電波減衰 5Gは高周波数を使うため、建物内では電波が弱くなりやすい特性があります。窓際に移動すると改善することがあります。
原因4:基地局の問題 まれに基地局側に問題が発生していることがあります。キャリアの障害情報を確認してみましょう。
4Gに切り替える方法
バッテリーを節約したい、5Gが不安定な時は、手動で4Gに切り替えることができます。
切り替え手順:
- 「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」
- 「音声通話とデータ」をタップ
- 「4G」を選択
これで4G/LTEでの通信に固定されます。5Gを再度使いたい場合は、同じ手順で「5G オン」または「5G オート」に戻してください。
「5G オート」は、iPhoneが自動で5Gと4Gを切り替えてくれるモードです。バッテリー持ちと通信速度のバランスを取りたい場合におすすめです。
iPhone 5Gの今後と最新動向
5G技術は現在も進化を続けています。iPhone 5Gの今後の展望について見ていきましょう。
5Gエリアの拡大予定
各キャリアは2025年以降も5Gエリアの拡大を進めています。
NTTドコモ: 2025年度末までに人口カバー率97%を目指すと発表しています。地方都市や郊外へのエリア拡大が進む見込みです。
au: 地方の基幹道路や観光地への5G展開を加速。2025年中に人口カバー率95%以上を目標にしています。
ソフトバンク: 地下鉄や地下街、商業施設内での5G整備を強化。都市部での快適な利用環境を目指しています。
楽天モバイル: パートナーエリアの5G化を進め、全国的なカバレッジ向上を図っています。
数年以内に、日本国内のほとんどのエリアで5Gが利用できるようになる見込みです。
今後のiPhoneの5G進化
今後のiPhoneでは、5G機能がさらに進化すると予想されます。
ミリ波対応の拡大: 現在は限定的なミリ波対応が、将来的には日本国内モデルでも標準化される可能性があります。
衛星通信との統合: iPhone 14以降で導入された衛星通信機能と5Gの連携が進化し、より広範囲での通信が可能になるかもしれません。
省電力化: 5G通信時のバッテリー消費が改善され、終日快適に使える性能が期待されます。
AI活用: 5Gの高速・大容量通信を活かしたAI機能が拡充され、より賢いiPhone体験が提供されるでしょう。
機種変更のベストタイミングは?
「今すぐ5G対応iPhoneに変えるべき?」という疑問にお答えします。
今すぐ変更をおすすめする人:
- 現在iPhone 11以前を使っている
- 動画視聴やオンラインゲームをよく使う
- 生活圏が5Gエリア内
- 端末の性能向上も求めている
しばらく待ってもいい人:
- 現在のiPhoneに不満がない
- 生活圏が5Gエリア外
- Wi-Fi環境で主に使用している
- 予算の都合がある
5Gは確かに便利ですが、必須というわけではありません。現在のiPhoneで不便を感じていなければ、無理に買い替える必要はないでしょう。
ただし、iPhone 12以前のモデルは今後数年でサポートが終了する可能性もあるため、長期的に使うことを考えるなら、次の買い替えタイミングで5G対応モデルを選ぶのがおすすめです。
【FAQ】iPhone 5Gに関するよくある質問
iPhone 5Gについて、読者からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
Q1: iPhone 11以前は絶対に5G使えないの?アップデートでも無理?
A: 残念ながら、iPhone 11以前のモデル(iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone XS、iPhone XR、iPhone X、iPhone 8など)は、どんなソフトウェアアップデートを行っても5Gは使えません。
5G通信には専用のモデムチップやアンテナなどのハードウェアが必要です。これらはiPhone 12以降に搭載されており、古い機種に後から追加することはできません。
5Gを使いたい場合は、iPhone 12以降への機種変更が必要です。ただし、4G/LTEでも日常的な使用には十分な速度が出るため、無理に買い替える必要はありません。
Q2: 5G契約に変更しないと5Gは使えない?追加料金はかかる?
A: はい、基本的に5G対応プランへの契約変更が必要です。ただし、追加料金については以下のようになっています。
追加料金なしの場合(多くのケース):
- ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルとも、現在の主要プランは標準で5G対応です
- 2021年以降に契約した方は、すでに5G対応プランの可能性が高いです
- プラン変更しても、月額料金が変わらないケースがほとんどです
確認方法: 各キャリアのマイページ(My docomo、My au、My SoftBankなど)で、現在のプランが5G対応か確認できます。不明な場合は、カスタマーサポートに問い合わせましょう。
古い4Gプランを使い続けている場合のみ、プラン変更が必要になります。
Q3: 5Gは電池の減りが早いって本当?どのくらい違う?
A: 本当です。5G通信は4G/LTEに比べてバッテリー消費が大きくなる傾向があります。
バッテリー消費が大きい理由:
- 高速通信のために、より多くの電力を使う
- 5Gと4Gエリアの境界で頻繁に切り替わると、さらに消費が増える
- 複数の周波数帯を同時に使う場合がある
体感での違い: 使用環境にもよりますが、5G常時接続の場合、4Gのみの時と比べて10〜20%程度バッテリー持ちが悪くなると感じる人が多いようです。
バッテリーを節約する方法:
- 「5G オート」モードを使う(iPhoneが必要な時だけ5Gに接続)
- 5Gが不要な時は手動で4Gに切り替える
- 低電力モードを活用する
- Wi-Fi環境ではWi-Fiを優先的に使う
外出時のバッテリー持ちが気になる方は、これらの設定を試してみてください。
Q4: Wi-Fiと5Gどっちが速い?どっちを使うべき?
A: 一概には言えませんが、一般的には以下の傾向があります。
速度比較(目安):
- 家庭用Wi-Fi(光回線):50〜500Mbps
- 公共Wi-Fi(カフェなど):5〜50Mbps
- 5G:100〜500Mbps
- 4G/LTE:20〜100Mbps
おすすめの使い分け:
自宅や職場:Wi-Fiを使う
- 通信量を節約できる
- 安定した速度が期待できる
- バッテリー消費が少ない
外出先:5Gを使う
- 公共Wi-Fiよりセキュリティが高い
- 移動中も途切れない
- 接続の手間がない
カフェなどの公共Wi-Fi:5Gの方が良い場合も
- セキュリティリスクが低い
- 混雑時でも速度が安定
- ただしデータ使用量に注意
基本的には、Wi-Fi環境ではWi-Fiを優先し、外出時は5G/4Gを使うのがベストです。iPhoneは自動でWi-Fiを優先するため、特に設定を変える必要はありません。
Q5: 5Gエリア外だと5G対応iPhoneは意味ない?
A: いいえ、そんなことはありません。5Gエリア外でも5G対応iPhoneを持つメリットはあります。
5Gエリア外でのメリット:
1. 将来への備え: 5Gエリアは急速に拡大しています。今は5Gエリア外でも、数ヶ月〜1年後にはエリア内になる可能性が高いです。
2. 外出先での利用: 自宅や職場が5Gエリア外でも、駅や繁華街、出張先などで5Gが使えます。
3. 端末性能の向上: iPhone 12以降は5G対応だけでなく、プロセッサやカメラなど全体的な性能が向上しています。5G以外のメリットも大きいです。
4. 長く使える: 今後数年間使うことを考えると、5G対応モデルの方が長期的に快適に使えます。
5Gはあくまで機能の一つ。5Gエリア外でも、最新iPhoneの他の機能は十分に活用できます。
まとめ:iPhone 5Gを賢く活用しよう
ここまで、iPhoneの5G対応について詳しく解説してきました。最後に、重要なポイントをまとめます。
iPhone 5G対応の重要ポイント:
- iPhone 5G元年は2020年10月 iPhone 12シリーズから5G対応がスタート。日本のキャリアも同時期に5Gサービスを開始していました。
- iPhone 12以降はすべて5G対応 iPhone 12、13、14、15シリーズ、およびiPhone SE(第3世代)が5G対応。iPhone 11以前は非対応です。
- 5Gを使うには3つの条件が必要 5G対応iPhone、5G対応プラン、5Gエリア内——この3つがすべて揃って初めて5Gが使えます。
- 5Gは4Gの2〜5倍速い 実測で100〜500Mbpsの速度が出ることが多く、動画視聴やダウンロードが快適になります。
- バッテリー消費には注意 5G通信は4Gより電力を消費します。状況に応じて4Gに切り替えるなど、賢く使い分けましょう。
- 5Gエリアは拡大中 2025年現在も各キャリアがエリア拡大を続けています。今は5Gエリア外でも、近い将来カバーされる可能性が高いです。
あなたに合った選択を:
現在iPhone 11以前を使っていて、動画やゲームをよく楽しむ方は、5G対応iPhoneへの買い替えを検討する価値があります。一方、現在のiPhoneで満足している方や、Wi-Fi環境で主に使用する方は、急いで買い替える必要はありません。
5Gはこれからの通信の標準になっていく技術です。次の機種変更のタイミングで5G対応モデルを選べば、長く快適に使えるでしょう。
この記事が、あなたのiPhone 5G活用の参考になれば幸いです。快適なiPhoneライフをお楽しみください!

