iPhoneでWebページ全体を1枚の画像として保存したい——そんな時に便利なのが「フルページスクリーンショット」機能です。通常のスクショでは画面に映っている部分しか撮影できませんが、フルページスクショなら長いWebページでもスクロールした全体を1枚の画像(PDF)として保存できます。
「レシピサイトの全手順を保存したい」「ネットショッピングの商品詳細ページを記録したい」「仕事の資料として長い記事を共有したい」など、活用シーンは無限大。ところが、いざ撮影しようとすると「フルページのタブが出てこない」「保存できない」「やり方が分からない」といった声が多く聞かれます。
実は、iPhoneのフルページスクショ機能はiOS 13以降に搭載された比較的新しい機能であり、使えるアプリと使えないアプリがあります。また、操作手順や設定によっては正常に機能しないケースもあるため、「できない」と感じる人が続出しているのです。
この記事では、iPhoneでフルページスクリーンショットができない原因を7つに分類し、それぞれの解決策を詳しく解説します。さらに、Safari以外のブラウザやアプリでの対応状況、代替アプリの紹介、実践的なトラブルシューティング方法まで、2026年最新の情報を基に網羅的にお伝えします。
この記事を読むことで、以下のことが分かります:
- iPhoneでフルページスクショを撮る正しい手順(Safari標準機能)
- 「できない」7つの原因と、それぞれの具体的な解決策
- アプリ別の対応状況(Safari、Chrome、LINE、Instagram、X等)
- Safari以外で使える代替アプリ3選と使い方
- フルページスクショの活用シーンと便利な使い方
記事の後半では「よくある質問(FAQ)」として、読者の皆さんが抱きやすい疑問にも回答していきます。それでは、まず基本から確認していきましょう。
iPhoneのフルページスクリーンショットとは?基本を理解しよう
iPhoneでフルページスクショができない原因を探る前に、まずは「フルページスクリーンショット」とは何か、通常のスクショとどう違うのかを正確に理解しておきましょう。
通常のスクショとフルページスクショの違い
通常のスクリーンショットは、iPhoneの画面に表示されている部分だけを画像として保存する機能です。サイドボタンと音量上ボタン(またはホームボタンとサイドボタン)を同時押しすると、その瞬間に映っている画面がPNG形式の画像として写真アプリに保存されます。
一方、フルページスクリーンショットは、画面に映っていない部分も含めて、Webページ全体を1つのファイルとして保存できる機能です。縦に長いページでも、スクロールして見える範囲すべてを1枚のPDFファイルにまとめられるため、何度もスクショを撮る必要がありません。
例えば、オンラインショッピングで商品詳細ページ全体を保存したい場合、通常のスクショでは5〜10枚撮影する必要がありますが、フルページスクショなら1回の操作で完了します。また、保存形式がPDFなので、後から検索したりテキストをコピーしたりすることも可能です。
iOS 13以降で使える標準機能
フルページスクリーンショット機能は、2019年9月にリリースされたiOS 13で初めて搭載されました。つまり、iPhone 6s以降の機種で、iOS 13以降にアップデートしていれば、追加アプリなしで利用できます。
ただし重要なのは、この機能が使えるのは主にSafariブラウザだけという点です。Chrome、Firefox、Edgeなどのサードパーティ製ブラウザや、LINE、Instagram、TwitterといったSNSアプリでは、この機能は利用できません(詳しくは後述します)。
2026年1月時点での最新iOS(iOS 18.2)でも、基本的な仕様は変わっておらず、Safari+iOS 13以降の組み合わせがフルページスクショの標準的な環境となっています。
フルページスクショで何ができる?
フルページスクリーンショットの主な用途とメリットをまとめると、以下のようになります:
主な用途:
- 長い記事やブログ記事の全文保存
- レシピページの全手順を1ファイルで保存
- ネットショッピングの商品詳細ページの記録
- 仕事の資料・議事録の保存と共有
- 研究・学習用の情報アーカイブ
メリット:
- 複数枚のスクショを撮る手間が不要
- PDF形式で保存されるため、後からテキスト検索が可能
- ファイル容量が比較的小さい(画像を何枚も保存するより効率的)
- メールやメッセージで簡単に共有できる
- 印刷にも適した形式
一方で注意点もあります。フルページスクショはあくまで「静的なページ」のキャプチャであり、動画や動的コンテンツは正しく保存されません。また、ページの長さによってはPDFのファイルサイズが大きくなる場合もあります(詳しくはFAQで解説します)。
iPhoneでフルページスクショを撮る正しい手順【Safari編】
それでは、実際にiPhoneのSafariでフルページスクリーンショットを撮影する正しい手順を、ステップバイステップで解説します。「できない」という人の多くは、この基本手順のどこかでつまずいている可能性があります。
基本的な撮影手順(ステップバイステップ)
ステップ1:Safariでフルページ保存したいWebページを開く
まず、Safariアプリを起動し、保存したいWebページにアクセスします。ページが完全に読み込まれるまで待ちましょう。読み込みが完了していないと、フルページスクショが正しく機能しない場合があります。
ステップ2:通常のスクリーンショットを撮る
以下のいずれかの方法で、通常通りスクリーンショットを撮影します:
- Face ID搭載モデル(iPhone X以降): サイドボタン+音量上ボタンを同時押し
- ホームボタン搭載モデル(iPhone 8以前): サイドボタン(または電源ボタン)+ホームボタンを同時押し
画面左下に撮影したスクショのサムネイルが表示されます。
ステップ3:サムネイルをすぐにタップ
サムネイルは数秒で消えてしまうので、消える前に素早くタップしてください。タップすると、スクショ編集画面が開きます。
ステップ4:画面上部の「フルページ」タブをタップ
編集画面の上部に2つのタブが表示されます:
- 「スクリーン」(デフォルトで選択されている)
- 「フルページ」
ここで「フルページ」タブをタップします。すると、ページ全体のプレビューが表示され、右側にスクロールバーが現れます。このスクロールバーをドラッグすることで、保存される内容全体を確認できます。
ステップ5:保存場所を選択して完了をタップ
右上の「完了」ボタンをタップすると、保存先を選択する画面が表示されます:
- 「”ファイル”に保存」を選択
- 保存先フォルダを選ぶ(iCloud Drive、このiPhone内など)
- 「保存」をタップ
これで、フルページスクリーンショットがPDF形式で保存されます。
PDF形式で保存する方法
前述の手順通りに操作すると、フルページスクショは自動的にPDF形式で保存されます。PNG形式での保存はできません。これは仕様上の制限であり、Appleが意図的にPDF形式を採用している理由は以下の通りです:
- 長いページでもファイルサイズを抑えられる
- テキストが検索可能な状態で保存される
- 印刷に適した形式である
- 複数ページに分かれても1ファイルで管理できる
PDFはベクター形式を含むため、拡大しても文字が鮮明に表示されるメリットもあります。画像形式(PNG/JPEG)で保存したい場合は、後述する代替アプリを利用する必要があります。
保存先と確認方法
フルページスクショは「ファイル」アプリに保存されます。写真アプリには保存されないので注意してください。
確認方法:
- ホーム画面から「ファイル」アプリを開く
- 保存先として選択したフォルダ(例:「このiPhone内」→「ダウンロード」)を開く
- PDFファイルが保存されているので、タップして開く
ファイル名は自動的に「Webページのタイトル.pdf」という形式で付けられます。後から分かりやすいように、必要に応じてファイル名を変更しておくと良いでしょう。
また、保存したPDFは以下の方法で活用できます:
- メールやメッセージで共有
- AirDropで他のデバイスに送信
- クラウドストレージ(Dropbox、Google Driveなど)にアップロード
- PCに転送して印刷
フルページスクショができない7つの原因と解決策
ここからが本題です。正しい手順を理解していても、様々な理由でフルページスクリーンショットができないことがあります。以下、代表的な7つの原因とそれぞれの解決策を詳しく解説します。
【原因1】Safariを使っていない
最も多い原因がこれです。 フルページスクリーンショット機能は、iPhoneの標準ブラウザ「Safari」でのみ利用可能です。Chrome、Firefox、Edge、Braveなどのサードパーティ製ブラウザでは使えません。
解決策:
Webページを一度Safariで開き直してから、フルページスクショを撮影してください。
手順:
- 現在開いているページのURLをコピー
- Safariアプリを起動
- URLを貼り付けてページを開く
- 前述の手順でフルページスクショを撮影
なお、Chromeで開いているページをSafariで開く簡単な方法として、共有メニューから「Safariで開く」を選択する方法もあります(アプリによっては対応していない場合もあります)。
【原因2】iOSバージョンが古い(iOS 12以前)
フルページスクリーンショット機能はiOS 13以降でのみ利用可能です。iOS 12以前のバージョンでは、そもそも機能自体が存在しません。
確認方法:
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「情報」をタップ
- 「iOSバージョン」または「ソフトウェアバージョン」を確認
解決策:
iOSを最新バージョンにアップデートしてください。
手順:
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」
- アップデートが利用可能な場合は「ダウンロードしてインストール」をタップ
- パスコードを入力し、利用規約に同意
- アップデートを実行(Wi-Fi環境推奨、充電しながら実施)
ただし、古い機種(iPhone 6以前など)はiOS 13以降に対応していません。その場合は、後述する代替アプリを利用するか、機種変更を検討する必要があります。
【原因3】「フルページ」タブが表示されない
スクショを撮ってサムネイルをタップしても、「フルページ」タブが表示されないケースがあります。これにはいくつかの理由が考えられます。
理由1:Safariで開いていない
前述の通り、Safari以外のブラウザやアプリでは「フルページ」タブは表示されません。必ずSafariで開いているか確認してください。
理由2:Webページ側が対応していない
すべてのWebページでフルページスクショが使えるわけではありません。特に以下のようなページでは「フルページ」タブが表示されないことがあります:
- JavaScriptで動的に生成されるコンテンツ
- Single Page Application(SPA)形式のサイト
- ログインが必要なページの一部
- フレーム分割されたページ
理由3:一時的な不具合
Safariやシステムの一時的なバグで表示されない場合もあります。
解決策:
- ページを再読み込みしてから再度スクショを撮る
- Safariのタブを閉じて新しいタブで開き直す
- iPhoneを再起動する(サイドボタン長押し→電源オフ→再起動)
- Safariのキャッシュをクリア:「設定」→「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」
- それでもダメなら、そのページはフルページスクショ非対応の可能性が高いため、代替方法を検討
【原因4】Webページ側の仕様で対応していない
前述の通り、一部のWebサイトはフルページスクショに対応していません。技術的な理由から、以下のような特徴を持つページでは機能しないことがあります:
対応していない可能性が高いページ:
- 無限スクロール形式のSNSフィード(Twitter/X、Instagramなど)
- 動的にコンテンツが読み込まれるページ
- iframeを多用したページ
- Flash(現在は非推奨)やCanvas要素を使った特殊なページ
- ページ内にページが埋め込まれている構造
解決策:
この場合は仕様上の制限なので、Safari標準機能では対処できません。後述する代替アプリ(Tailor、Awesome Screenshotなど)を使うか、複数枚の通常スクショを撮影して手動で繋ぎ合わせる方法を検討してください。
【原因5】操作手順が間違っている
意外と多いのが、基本的な操作ミスです。以下のポイントを再確認してください:
よくある操作ミス:
- サムネイルをタップするのが遅すぎて消えてしまった
- サムネイルを左にスワイプして削除してしまった
- 「スクリーン」タブのまま保存してしまった
- ページが完全に読み込まれる前にスクショを撮った
解決策:
もう一度、前述の「正しい手順」を確認しながら、落ち着いて操作してみてください。特にサムネイルは5秒程度で消えるので、素早くタップすることが重要です。
練習として、適当なWebページで何度か試してみると、コツが掴めます。
【原因6】iPhoneの容量不足
フルページスクショはPDF形式で保存されますが、ページが非常に長い場合や画像が多い場合、数MBから数十MBのファイルサイズになることがあります。iPhoneのストレージ容量が不足していると、保存に失敗する可能性があります。
確認方法:
- 「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」
- 使用可能な容量を確認
解決策:
- 不要な写真・動画・アプリを削除して容量を確保
- iCloudストレージを有効にして、写真やファイルをクラウドに移動
- すでに保存済みのフルページスクショPDFを整理・削除
一般的には、数百MB以上の空き容量があれば問題ありませんが、1GB以上の余裕があると安心です。
【原因7】一時的なバグ・不具合
稀なケースですが、iOS自体のバグやSafariの不具合で、フルページスクショが正常に動作しないことがあります。特にiOSのメジャーアップデート直後(例:iOS 17→iOS 18)は、一時的な問題が発生することがあります。
解決策:
- iPhoneを再起動する:多くの一時的な不具合は再起動で解決します
- Safariを強制終了して再起動:ホーム画面で下から上にスワイプ(またはホームボタン2回押し)→Safariを上にスワイプして終了→再起動
- iOSを最新バージョンにアップデート:バグ修正が含まれている可能性があります
- Appleサポートに問い合わせ:それでも解決しない場合は、Apple公式サポートに連絡
2026年1月時点では、iOS 18.2が最新バージョンです。メジャーアップデート後に問題が発生した場合は、次のマイナーアップデートで修正されることが多いので、しばらく待つのも一つの方法です。
アプリ別フルページスクショ対応状況【2026年版】
「iPhoneでフルページスクショができない」と感じる大きな理由の一つが、アプリごとの対応状況の違いです。ここでは、主要なブラウザやアプリでの対応状況を明確に整理します。
Safari:完全対応
対応状況:◎(完全対応)
前述の通り、SafariはiOS 13以降で完全にフルページスクショに対応しています。これがiPhoneで最も確実にフルページスクショを撮影できる方法です。
対応内容:
- Webページ全体をPDF形式で保存
- 標準機能として追加アプリ不要
- ほとんどの一般的なWebページで動作
注意点:
- 動的コンテンツや特殊なページでは動作しない場合がある
- PDF形式のみで、画像形式での保存は不可
Chrome:非対応(代替方法あり)
対応状況:×(標準機能としては非対応)
Google Chromeアプリでは、iPhoneのフルページスクショ機能は使えません。スクショを撮ってサムネイルをタップしても、「フルページ」タブは表示されません。
代替方法:
- Safariで開き直す:ChromeのページをSafariで開いてフルページスクショを撮る
- Chrome独自の機能を使う(ただし制限あり):
- Chromeの「共有」メニュー→「PDFを作成」
- これでページをPDF化できますが、フルページではなくページ分割される場合があります
- 後述する代替アプリを使う
Chrome利用者でフルページスクショが必要な場合は、素直にSafariに切り替えるのが最も確実です。
LINE:非対応
対応状況:×(非対応)
LINEアプリ内のブラウザでWebページを開いた場合、フルページスクショ機能は利用できません。LINEは独自のアプリ内ブラウザを使用しており、Safariの機能は適用されません。
代替方法:
- LINEのリンクをSafariで開く:
- リンクを長押し→「Safariで開く」または「コピー」してSafariに貼り付け
- 通常のスクショを複数枚撮って保存
- 後述する画像結合アプリを使う
LINEで共有されたWebページをフルページで保存したい場合は、必ずSafariに移動してください。
Instagram・Twitter(X):非対応
対応状況:×(非対応)
InstagramやTwitter(現X)などのSNSアプリも、アプリ内ブラウザを使用しているため、フルページスクショ機能は使えません。
代替方法:
- 投稿のURLをコピーしてSafariで開く
- 通常のスクショで対応(SNSの投稿は通常それほど長くないため)
- スクリーンレコーディング(画面録画)を使う:画面を録画しながらスクロールし、後で静止画として切り出す
SNSの場合、そもそも無限スクロール形式なので、「フルページ」という概念が当てはまらないケースも多くあります。
その他主要アプリの対応状況
以下、その他の主要アプリ・ブラウザの対応状況をまとめます(2026年1月時点):
- Firefox: × 独自ブラウザのため非対応
- Microsoft Edge: × 独自ブラウザのため非対応
- Brave: × 独自ブラウザのため非対応
- Opera: × 独自ブラウザのため非対応
- メールアプリ内リンク: × Safari以外のブラウザ扱い
- メッセージアプリ内リンク: △ 「Safariで開く」を選べば可能
- Notion: × アプリ内ブラウザのため非対応
- Slack: × アプリ内ブラウザのため非対応
結論:
iPhone標準のフルページスクショ機能を使いたい場合、必ずSafariで開くことが絶対条件です。他のアプリでは代替手段を検討する必要があります。
Safari以外でフルページスクショを撮る3つの代替方法
Safari以外のアプリを使っている場合や、Safariでも対応していないページの場合、以下の3つの代替方法が有効です。
【方法1】専用アプリ「Tailor」を使う
Tailor(テイラー)は、複数のスクリーンショットを自動で繋ぎ合わせて1枚の長い画像にしてくれる無料アプリです。
特徴:
- 自動で重複部分を検出して綺麗に結合
- シンプルで使いやすいインターフェース
- 無料版でも基本機能は十分
- PNG/JPEG形式で保存可能(PDFではない)
使い方:
- App Storeから「Tailor」をダウンロード・インストール
- フルページ保存したいページで、通常のスクショを上から下へ順番に撮影(重複する部分を含めて撮ると精度が上がります)
- Tailorアプリを起動すると、自動的に連続したスクショを検出
- 「Stitch」(結合)ボタンをタップ
- 結合された長い画像が写真アプリに保存される
メリット:
- どんなアプリ・ブラウザでも使える
- 画像形式で保存されるので、後から編集しやすい
デメリット:
- 手動で複数枚スクショを撮る手間がかかる
- 動的コンテンツには対応しづらい
【方法2】「Awesome Screenshot」で全体キャプチャ
Awesome Screenshot(オーサム・スクリーンショット)は、ブラウザ拡張機能として有名なスクショツールで、iPhoneアプリ版も提供されています。
特徴:
- Webページ全体のスクショに対応
- 画像編集機能が充実(注釈、矢印、モザイクなど)
- クラウド保存機能あり
- 無料版と有料版あり
使い方:
- App Storeから「Awesome Screenshot」をダウンロード
- アプリ内のブラウザでWebページを開く
- スクショボタンをタップ→「Full Page」を選択
- ページ全体がキャプチャされ、編集・保存可能
メリット:
- アプリ内ブラウザで完結するので、Safari以外のページでも対応
- 編集機能が豊富
デメリット:
- 専用ブラウザを使う必要がある(慣れ親しんだブラウザから移動が必要)
- 無料版は機能制限あり
【方法3】複数スクショを繋ぎ合わせる
アプリを使わず、標準の写真編集機能や画像編集アプリで手動で繋ぎ合わせる方法もあります。
手順:
- 上から下へ順番に通常のスクショを撮影(重複部分を含めて)
- 画像編集アプリ(Canva、Phonto、Adobe Expressなど)で各画像を縦に並べる
- 1枚の長い画像として書き出し・保存
メリット:
- 完全に無料
- 自分の好きなアプリで編集可能
デメリット:
- 非常に手間がかかる
- 結合部分の調整が難しい
- 初心者には難易度が高い
結論:
Safari以外でフルページスクショが必要な場合、手軽さ重視なら「Tailor」、編集機能重視なら「Awesome Screenshot」がおすすめです。
フルページスクショ活用シーン7選
フルページスクリーンショットは様々な場面で活躍します。ここでは、実際に役立つ活用シーンを7つ紹介します。
ビジネス・仕事での活用
1. 会議資料・議事録の保存
Web上の記事や調査レポートを会議資料として保存し、チーム内で共有できます。PDFなので、メールやSlackで簡単に送信可能です。
2. 競合他社のWebサイト分析
競合のランディングページや商品ページ全体を保存し、自社のマーケティング戦略の参考にできます。時系列で保存しておけば、変更履歴の追跡も可能です。
3. 契約書・利用規約の保存
オンラインサービスの利用規約や契約内容を証拠として保存しておくことで、後々のトラブル防止に役立ちます。
学習・研究での活用
4. 論文・レポートの参考資料保存
長い学術記事やニュース記事を1ファイルで保存し、後からオフラインでも読み返せます。PDF形式なので、テキスト検索も可能です。
5. オンライン講座・チュートリアルの記録
プログラミングチュートリアルやDIY手順ページを保存し、実践する際に参照できます。
ショッピング・比較での活用
6. 商品詳細ページの比較保存
複数のECサイトで同じ商品を比較検討する際、各ページをフルページで保存しておけば、後からじっくり比較できます。
7. レシピページの保存
料理レシピサイトの全手順を1ファイルで保存しておけば、キッチンで見ながら調理できます。オフラインでも閲覧可能です。
よくある質問(FAQ)
フルページスクリーンショットに関して、読者の皆さんからよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
Q1:フルページスクショの容量は大きくなる?
A:ページの長さと内容によります。
一般的なテキスト中心のWebページ(数千〜1万文字程度)であれば、フルページスクショのPDFファイルは1〜5MB程度です。ただし、以下のような場合はファイルサイズが大きくなります:
- 高解像度の画像が多数含まれるページ:10〜30MB
- 非常に長いページ(数万文字以上):10〜50MB
- 動画やアニメーション要素が多いページ:予測不可(正しく保存されない場合もあり)
通常のPNG形式のスクショ(1枚あたり1〜3MB)を10枚撮るよりは、フルページスクショ1ファイル(5MB)の方が容量効率は良いことが多いです。
心配な場合は、保存後にファイルアプリでファイルサイズを確認し、不要なものは削除しましょう。
Q2:PDF以外の形式で保存できる?
A:Safari標準機能ではPDF形式のみです。
iPhoneのフルページスクショ機能は、PDF形式での保存のみに対応しています。PNG、JPEG、HEICなどの画像形式では保存できません。
これはAppleの仕様であり、PDF形式にすることで以下のメリットがあります:
- ファイルサイズの最適化
- テキスト検索機能
- 複数ページに対応
- 印刷適性
画像形式で保存したい場合の対処法:
- 前述の「Tailor」などの代替アプリを使う(PNG/JPEG対応)
- 保存したPDFを画像変換アプリで変換する
- PCに転送してPDF→画像変換ソフトを使う
Q3:スクショした画像を編集できる?
A:PDFの注釈機能で簡易的な編集が可能です。
フルページスクショで保存されたPDFファイルは、iPhoneの「ファイル」アプリや「ブック」アプリで開き、マークアップ機能を使って編集できます。
できる編集:
- テキストの追加
- 手書きメモ・図形の追加
- 重要箇所のハイライト
- 矢印や線の描画
できない編集:
- 元の画像・テキストの削除や置換
- レイアウトの変更
- 高度な画像加工
本格的な編集が必要な場合は、PCでPDF編集ソフト(Adobe Acrobat、PDFelementなど)を使うか、PDF→画像変換後に画像編集アプリを使いましょう。
Q4:ChromeでもSafariと同じ機能は使える?
A:iPhoneのChromeでは使えません。
前述の通り、iPhoneのGoogle Chromeアプリでは、フルページスクショ機能は使えません。これはiOSの仕様であり、Chromeの問題ではありません。
対処法:
- ChromeのページURLをコピーし、Safariで開き直してフルページスクショを撮る
- Chromeの「PDFを作成」機能を使う(ただしフルページではない場合あり)
- 代替アプリ(Tailor、Awesome Screenshot)を使う
なぜChromeでは使えないのか:
フルページスクショ機能は、AppleがSafariに組み込んだ独自機能です。iOSのセキュリティ制限により、サードパーティ製ブラウザにはこの機能が提供されていません。
Q5:フルページスクショが途中で切れる原因は?
A:以下の原因が考えられます。
原因1:ページが完全に読み込まれていない
スクショを撮るタイミングが早すぎると、ページの下部が読み込まれておらず、途中で切れることがあります。
→ページ全体が完全に読み込まれるまで待ってからスクショを撮りましょう。
原因2:動的コンテンツで無限スクロール
Twitter(X)やInstagramのようなSNSフィードは、スクロールするたびに新しいコンテンツが読み込まれる「無限スクロール」形式です。この場合、フルページの概念が当てはまりません。
→このタイプのページは、複数枚の通常スクショで対応するか、スクリーンレコーディング(画面録画)を利用してください。
原因3:ページの技術的制限
一部のWebサイトは、セキュリティやコピー防止の観点から、スクショを制限している場合があります。
→この場合は仕様上の制限なので、対処は難しいです。
Q6:古いiPhoneでも使える?
A:iOS 13以降にアップデート可能な機種なら使えます。
フルページスクショ機能はiOS 13以降で利用可能です。対応機種は以下の通り(2026年1月時点):
対応機種(iOS 13以降にアップデート可能):
- iPhone 6s / 6s Plus以降
- iPhone SE(第1世代)以降
- iPhone 7 / 7 Plus以降
- iPhone 8 / 8 Plus以降
- iPhone X以降
- すべてのiPhone 11、12、13、14、15、16シリーズ
非対応機種(iOS 12までのみ):
- iPhone 6 / 6 Plus以前
- iPhone 5s以前
お使いのiPhoneがiOS 13以降にアップデート可能か確認するには、「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」で確認してください。
Q7:アプリなしでもできる方法は?
A:SafariならアプリなしでiPhone標準機能だけで可能です。
前述の通り、SafariブラウザとiOS 13以降があれば、追加アプリは一切不要です。これがiPhoneでフルページスクショを撮る最もシンプルで確実な方法です。
Safari以外のブラウザやアプリを使いたい場合のみ、代替アプリ(Tailor、Awesome Screenshot)が必要になります。
まとめ:iPhoneでフルページスクショができない時の解決策
この記事では、「iPhoneで長いスクショ(フルページ)ができない」という悩みについて、原因と解決策を詳しく解説してきました。最後に、重要なポイントを整理しておきましょう。
最も確実な方法:Safariでフルページスクショを撮る
- iOS 13以降のiPhoneでSafariを使う
- 通常のスクショを撮る→サムネイルをタップ→「フルページ」タブを選択→PDF保存
- これが最もシンプルで確実な方法です
できない7つの原因と対処法:
- Safariを使っていない → Safariで開き直す
- iOSが古い → iOS 13以降にアップデート
- 「フルページ」タブが表示されない → ページ再読み込み、再起動を試す
- Webページが非対応 → 代替アプリを使う
- 操作ミス → 正しい手順を再確認
- 容量不足 → ストレージを整理
- 一時的なバグ → 再起動、アップデートを試す
Safari以外での代替方法:
- Chrome、LINEなど他のアプリでは標準機能は使えない
- 代替アプリ「Tailor」「Awesome Screenshot」を活用
- どうしても必要ならSafariで開き直すのが確実
よくある勘違い:
- 「iPhoneではフルページスクショができない」→ Safariならできます
- 「Chrome、LINEでもできるはず」→ Safari専用機能です
- 「画像形式で保存できるはず」→ PDF形式のみです
iPhoneでフルページスクリーンショットが「できない」と感じた時は、まずSafariで開いているかを確認してください。多くの場合、これだけで問題は解決します。Safari以外のアプリを使っている場合は、代替手段を検討するか、一度Safariに切り替えることをおすすめします。
この記事が、皆さんのスマホライフをより便利にする一助となれば幸いです。フルページスクショ機能を活用して、Webページの保存・共有をスムーズに行いましょう!

